様々なNFTプロジェクト
NFTという存在を知り、いざ購入してみようと思いきや、判断材料が乏しく始め方がわかりませんでした。単純にOpenseaに並んでいる画像の情報以外に色々な背景があることが分かりました。
と言うことでまずはどのようなプロジェクトが存在しているのか?を個人的な主観で記載します。
- イラスト/アート作品の発信
- 個人イラストレーターの作品に対する姿勢や世界観を展開する取り組み
- 映像作品や漫画作品の発信
- 映像作品をファンと一緒に作り上げるという取り組み
- クリエイター集団 (イラスト・音楽など)
- イラスト、音楽、エンジニアなど、それぞれに特化したチームを総合プロデュースし、その制作過程を楽しむ取り組み
- オリジナルクラフトビール作成
- ビール好きのメンバーとオリジナルクラフトビールの制作工程を見ながら、試飲イベントや販売を展開する取り組み
- 有名IPキャラクターの発信
- 既に認知あるキャラクターの商用利用を可能とし企業とユーザーで更なる認知拡大を行う取り組み
- スポーツ用品の販売
- スポーツ用品をリアルで購入するとNFTがミントでき、メタバース内で同じ衣装を着ることができるといったリアルとの連動を試みる取り組み
- スタンプラリー
- スマホのNFC機能を使ってNFTを取得する仕組みを使った実験
- メタバース内の経済圏を作る
- 土地や建物を建築し、人 (アバター) がその世界で活動できるプラットフォームを構築する取り組み
- 土地の販売やその世界の通貨を販売して経済圏が作られるイメージ
まだまだ上記以外にもNFTプロジェクトはあると思いますがこんな感じです。規模感は個人から企業までバラバラです。
大抵のプロジェクトには公式サイトやTwitter、Discordが存在し、活動目的やロードマップが公開されています。コミュニティのやり取りも伺えます (非公開の場合あり)。
ご興味のある方は、まず、色々なDiscordに参加して雰囲気を見るのが良いと思います。活動のサイクルはどのプロジェクトも似ていました。
憶測交じりですが、以下のサイクルです。
- NFTを販売して売上の一部を活動費に回し、ファンと一緒に活動を継続すること。そして、第2段、3段とNFTを販売していきコミュニティと価値を育てていく
活動費は、恐らく以下の様なものかと。
- 作品の企画・制作費
- コミュニティの運営費 (定期アナウンス、説明会など)
- ファンと盛り上がる為のイベント開催費 (オンライン・オフライン)
- NFT購入者への特典
- 新規ユーザーへの宣伝費 など
上記は、運営側の目線ですが、ファン側の目線では、コミュニティの参加以外に購入したNFTに値段を付けて販売することができるので、価値が上がったタイミングで販売すれば購入時より高く売れる可能性があります。その逆も然りですが……。おまけに売り上げの一部がクリエイターに還元されるという理想の状態になります。
会社の株とかストックオプションをするのと似ていますね。
その様な好循環な状況を作り出すためにも、NFTプロジェクトの価値を高め続ける必要があり、ファンも自然とコミュニティに貢献 (運営のお手伝い) する流れが生まれやすいという特徴があります。
ブロックチェーンとNFTでこのような仕組みができるのは驚きでした。このサイクルに独自トークンの発行やタスク管理ツールを組み合わせて報酬の適切な分配や貢献度の見える化、意思決定が自然に行われていくと「DAO」と呼ばれる組織に昇華していくイメージです。
DAOとは「分散型自治組織」(Decentralized Autonomous Organization)の略称で、ブロックチェーン技術を利用して組織を運営する仕組みのことを指します。
地方創生の取り組みでDAOが取り上げられている印象です。以下、参考まで。
はい。ということで今回はいかがだったでしょうか?
少し話が脱線しましたが、様々なNFTが販売されている裏には、コミュニティの存在があり、各々の目的に向かって運営されていました。中には、NFTの販売はしたものの、運営が継続されていないプロジェクトも散見されました。
折角、お金を出すので自分に合うプロジェクトかどうか?を検討してから手を出してみるのが安全かと思います。