写真を撮って稼ぐ!?「SNPIT」の始め方
「SNPIT」は、スマートフォン専用アプリで、写真を撮って対価を得るという仕組みの「GameFi」です。日々成長を続けている日本で期待のweb3アプリだと思います。
「SNPIT」のβ版が開始してから、約1年。iPhoneユーザーは、TestFlight上で製品テストと改善が行われ、その4カ月後にはiOSアプリとして正式リリース。更に改善を重ねて6カ月後には、海外の暗号資産取引所で独自トークンの取引が開始。以降は、ユーザー達の活発な撮影活動がDiscordやSNSから見て取れ、盛り上がりを見せています。
最近では、東京メトロの車内にある中吊り広告、宣伝動画を展開し、より一般の方の参入が見込まれています。筆者の所属している会社の先輩からも「SNPIT」の質問をされて驚きました(笑)。
ということで、これからweb3アプリを始める方に向けて参考程度ですが、このSNPITの扱い方を書いておこうと思います。
無料版カメラでweb3アプリを体験してみる
写真を撮影してみる
Appleストアもしくは、Googleプレイにてアプリをスマートフォンにインストールします。アプリ起動後にメールアドレスの登録が完了すれば準備完了。
アプリメニューの [スナップ] ボタン押下でFREEのカメラが1つ表示されます (写ルンですの様なデザイン)。基本的な操作は以下の通りです。
- 「Q」とか「E」とか数値などが表示されていますが、まずは、[撮影する] ボタンを押下すると撮影モードに切り替わります。
- 被写体にスマホのカメラを向け、画面下にある丸いボタンを押下すると撮影できます。
- プレビュー画面で、撮影した写真の状態が確認でき、[キャンセル] を押下すれば、再撮影ができます。
- [確認] を押下すると撮影した写真がデータベースへ登録され報酬のFP(フリーポイント)を入手します。※インターネット環境が必要です。GPSは、ONにして下さい。
- 撮影モードをやめる場合は、右上の [×] ボタンを押下します。
登録した写真は、アプリ画面左上にあるプロフィールボタン (人型アイコン) を押下し、画面下の方にある [マイアルバム] から確認できます。無料枠で1000枚まで保存できます。撮影した写真をタップすると詳細が確認でき右上の[…]から写真の削除ができます。
ちなみに1日に撮影できる (シャッターが切れる) 回数が2回と決まっており、4時間おきに0.5ずつ回復します (06:00,12:00,18:00,24:00の4回)。また、シャッターを1回切るとごとにバッテーリーが消費する場合があります。バッテリーが80%を切ると、FP獲得量が減少していきます。
写真バトルに参加してみる
アプリメニューの[バトル]ボタンを押下すると複数のバトルメニューが表示されます。無料の場合は、一番左の「カジュアルバトル」に参加できます。※後述の「Q」値が30以上の場合は「メインバトル」に参加できます。
- [バトルに参加する] を押下します。
- 注意事項を一読し、閉じます。
- 撮影した写真の中からバトルに参加させる写真を1枚選択します。
- [エントリーする] を押下します。
- 「投票中…」の表示がでれば、エントリーが完了です。対戦結果を楽しみに待ちます。
対戦結果は、勝利した場合のみアプリ画面左上の通知ボタンに報酬(FP)獲得のお知らせが届きます。負けた場合は通知がありません。カジュアルバトル画面で勝敗の状況を確認します。
FREEカメラを選択した状態で右上の [歯車アイコン] を押下すると現在のポイントが確認できます。また、[レベルアップ] ボタンを押下すると、レベルアップに必要なFP量とレベルアップに要する時間が表示されます。レベルアップする場合は [確認] ボタンを押下します。何度か、FREEカメラで撮影を行いFPを貯めていきましょう。
投票に参加してみる
アプリメニューの[投票]ボタンを押下すると複数のバトル投票が表示されます。何も1票のみ投票が出来ます。「メインバトル」のみ投票先の写真が勝利した場合、報酬(STP)を得ることが出来ます。
まずは、上記3つの機能をひと通り操作して使い方を理解しましょう。獲得したFPは、無料カメラの能力を向上させたり、電子マネーに換金できます。
無料カメラの能力向上
アプリメニューの [スナップ] ボタンを押下でFREEカメラを表示すると、「Q」「E」「L」「B」のスペックが表示されます。それぞれ、数字で3の値が表示されています。これが現在の能力です。
- 「Q (Quality=品質)」:写真の画質が向上
- 「E (Efficiency=効率)」:撮影後に取得できるFP量が増加
- 「L (Luck=運)」:バトル参加後に抽選で取得できる宝箱のドロップ率が向上
- 「B (Battery=電池)」:撮影時に消費するバッテリーの消費率を軽減
スペック値を増やすには、ポイントが必要です。ポイントは、カメラのレベルを1つ上げるごとに2ポイントずつ入手できます。
カメラ育成戦略
戦略というと大げさですが、レベルアップで入手したポイントは、一度でもスペック値に割り振ると元に戻すことはできません (2024/09/15現在)。
また、カメラレベルの上限は31までの為、最大60ポイントを使用してスペック値を上げていくことになります。極端な例を挙げると「Q」に60ポイントを振るとQ値が63になるので、写真の画質はかなり向上します。しかし、それ以外のスペック値は、3のままです。また、「E」に60ポイントを振るとE値が63になるので、撮影後に取得できるFP量が増加します。しかし、この場合もそれ以外のスペック値は、3のままです。
という感じで、ある程度FREEカメラの将来像を描きながら効果的にポイントを振っていくと写真ライフを楽しめます。
報酬を得るとはどう言うことか?
無料版のカメラで写真を撮影したり、バトルに勝利をするとFPが得られます。画面右上に現在所持しているFPが表示されます。FP表示領域を押下すると「ポイント交換」画面に遷移します。
電子マネーに交換するサービスを選択し、交換するポイント量を選択。[ポイント交換] を押下すると、電子マネー交換側のサイトに遷移し、お好みの電子マネーを選択できます。
何故、報酬が得られるのか?これは「ワールドリポジトリ」を構築する為です。SNSに投稿される画像やAI生成を駆使した事実と異なる画像が増え続ける中、時間・場所を記録したその瞬間の写真こそに価値があるという運営の考えに協力しているからです。世界中のユーザーの写真をデーターベースに集約したものを「ワールドリポジトリ」と呼んでいます。
今後、このアプリがどのように成長するかわかりませんが、多くの可能性を秘めていると思います。
最後に
今回はFREEカメラで写真を撮ってポイントを稼ぐ手順を記載しました。FREEカメラでポイントを増やすにはそれなりに時間を要します。「ワールドリポジトリ」構築に貢献しながらさらに報酬を増やしていくためには、NFTのカメラ (有料) が必要です。そして、web3の世界はここからです。
FPの原資がどこから生まれて、どのようにユーザーへ分配されるのか?企業や開発者がワールドリポジトリをどうやって利用していくのか?
これらを好循環に回す仕組みがブロックチェーン技術で構築されようとしています。道半ばです。単なる金儲けだけの側面ではなく、このような仕組みが世界中で少しずつ増え世の中が変化している状況にわくわくしています。
と言いながら、写真撮影の腕を磨くために日々、勉強中です(笑)
ちゃんと収支が成り立つかはわかりません。保障もありません。が、休みの日に少し遠出をして風景を撮影してみたり、その周辺を観光してみたりと「いい写真を撮りたい (バトルに勝ちたい and 報酬もGetするぞー)」というモチベーションがあると日々の生活が少し変わったように思います。
時間があれば、有料版の始め方も書いてみたいと思います。一応、SNPITアプリの画面左上にある[?]を押下すると公式が配布している「ホワイトペーパー」に詳細が記載されています。